物忘れがひどい

物忘れがひどい方のための、物忘れ対策 「脳の使い方」「コマ送り」について

高齢化社会の現代、加齢に伴い衰えてくるのは何も身体機能のみにあらず、思考回路にまで及びます。しかし、近年では高齢の方だけでなく、20?30代でも「物忘れがひどい」と感じるようになった、という方も少なくありません。そこで、若い方も、高齢の方も症状が深刻化しないうちに、ぜひ物忘れ対策を行って予防して、心身ともに健全な生活を取り戻しましょう。

 

 

物忘れ対策は大きく分けて「脳の使い方」「コマ送り」の2つの要素が占めています。まずは「脳の使い方」から触れて行きます。最近「物忘れがひどくなったな」と思われる方、何か悩みごとはないですか?人間は複雑な脳機能を有しているものの、実は平行して複数のことを思考するのが苦手です。

 

 

稀に天才的に複数の事柄を処理していく方もいらっしゃいますが、大抵は2?3個のものごとを平行して思考するのでやっとです。人間の集中力には限界があり、ひとつの物事に集中して考えられる時間も短く、すぐふらふらと別の思考に移ることが多いことも特徴として挙げられます。

 

 

話を物忘れの方に戻すと、ひとつのことを実行しなければならない、しかし「何時にお客さんを迎えに行かなきゃ」「そういえば明後日の会議の書類を書いておかないと」と思考が飛ぶのは人間の常であり、その際、最初に実行しようとしたことを忘れてしまう、つまり「注意が複数の事柄に散って一つのことが疎かになる」という現象が起こっているのです。

 

 

これを克服するには、ひとつのことに集中するしかありません。目の前にある作業や持って行かなければならない物に集中してください。他の事柄に関しては一旦頭から捨てます。「それでは困る、他の事柄もしなければいけないのに」と思った方、お待ちください。一旦置いておくだけです。紙やメモ帳、PCなどのメモ機能に記しておき、一旦記憶から外してしまえば頭はすっきりして集中することができます。

 

 

この時、注意するのが重要度・優先度に応じて分けることが大切になります。特に締切期限が決まっているものや、緊急度が高いものほど、わかりやすく大きな字で書いたりすぐ目につくようにしておく必要があります。その際に、思いついた細かいことを記しておくのも大切。こうやって外部装置に書く・記すということをするだけで、頭の整理にも繋がります。これは、仕事だけではありません。

 

 

家や友人と過ごす時間、プライベートからこういったことを実行してみましょう。

 

 

次に「コマ送り」についてです。DVDなど映像を見る際についている機能と同じ意味。

 

 

思考も行動もコマ送りにしてみるのです。忙しいから、思い悩むから、急いで処理をしたいから、と人間は普段できると思い込んでいる行動を無意識でさばいてしまいます。「メモを残す」と同じように思考のリストから外すことで思考回路を軽くし、他への意識へと集中することはできます。しかし、ここに落とし穴があるのです。普段こうやって何気なく外している作業に、ミスはないでしょうか。

 

 

こういった無意識な行動の際にこそ、ついポロッとこぼしているミスがあるものです。例えば、顔を洗う際にメガネをいつもの調子で無意識にポイッと洗面台に置いて、顔を洗いながらタオルを片手で手に取り…としているところで電話が鳴ったら、メガネの置き場所がわからなくなる、などザラです。今日から実験のつもりで日常生活をコマ送りで行動してみてください。無意識による事故が多いことに気付けたらしめたものです。特にメガネやペン、コントローラーなど忘れやすい日用品に注意して行動してみてください。

 

 

メモを作り思考を整理し、コマ送りで自分の行動を整理する。これには時間がかかります。しかし、一週間ほどで物忘れ・ミスが徐々に減っていき、一ヶ月経つ頃にはかなりの精度となっていることでしょう。まずは立ち止まって整理することから、始めましょう!